エゴマニュースレター

エゴマJAPANニュースレター Vol 7   2023.3 発行

13回全国エゴマサミットin福島、大大満足と感動におわりました。30人という小規模サミットですが、「元気が出るサミット」の目的以上の大会となりました。

どんなサミットだったか、ご報告いたしますね。参加できなかった方々にも、ヒントがあると思います。

そして、次は是非ご参加ください!

内容はエゴマファンが増えるための講座や研修も重視しました。それだけでなく参加者同士の交流と絆が深まり、みんなで幸せな時間を共有できると確信しました。参加した方々が、地元の県でも開催したいと次の開催が予定されています。
71617日(日月)に福島只見町で開催することになりました。お見逃しなく‼
★夏に富山市で日本エゴマの会北陸支部で、企画準備されています。北陸方面の方、お見逃しなく!
2024年3月中旬広島県庄原市東城町で、開催予定です。関西、中国地方の方、九州の方々お楽しみに!

全国エゴマサミットin静岡報告

【病害虫抑制の鍵は、土つくり】

6号のニュースにつけて、アンケートをとりました。
生産者のお悩みアンケートに多かったのが、病害虫の発生と対策、収量の低下でした。
土の健康と作物の健康は、つながっていると考えられます。土の健康については、これまでは化学肥料栽培に対しての有機栽培といった大きなくくりですすめてきました。
土つくりについて、微生物の働きを活発にすることが大切といわれています。

工業化学型農法の肥料と農薬での栽培では、土の中の微生物が貧困になり、土の生物学的豊かさが低く、それが病気をおこしていることもわかってきています。それを農薬で対処するのですが、農薬は土の有益な菌や虫も殺してしまうために、土の貧困化が益々起こるという悪循環が起こります。
 近代に進められたそれらの農法は、農民の労働を軽くし、収量も増やしはしましたが、だんだん収量が落ち、CO²の排出や、農家のコスト高、農薬残留の食品の安全性等において限界が指摘されています。(ただし、なおそれをカバーするために、遺伝子組替やゲノム編集、ハイテクを使った農業が進められていますが、環境問題の前に更なる悪循環を起こすことは明らかです)

では、化学肥料を使わない、有機肥料ならいいのかという事ですが、作物に外部からの栄養を与えるという土つくりの方法としては、化学肥料的な土のとらえ方には、変わらない面があるようです。病害虫や、収量減に悩まされていることから、土つくりについて学びの場を持ちました。
 

今回、お二方から貴重な講義をいただきました。国際自然農法センターの河野先生に、有機肥料、化学肥料を使わない自然農法の土つくりのお話を。日本菌根菌財団の松浦先生に、菌根菌という聞きなれない植物と菌との関係を学ぶことで、土の仕組みの一旦を知ることができました。

一般常識では、「作物が育つには、外部からの栄養補給が必要なのだ」と思い込んでいます。ですが、土の研究や、自然農法や自然栽培をする方々が多くなり、土は、生き物だという視点を発信される方も増えているようです。 植物は、外部からの窒素、リン酸カリといった栄養分に頼らなくても、微生物が多く存在する環境を作ってあげれば、作物と共生して互いに与え合いながら成長するという、肥料栽培の概念とは違った作物つくりについて、示唆を得ることができました。

日本菌根菌財団の講師、松浦氏より、アーバスキュラー菌根菌が、40億年前の水中に生まれた菌で、その菌が、畑にどのくらいいるのかによって、作物の成長や病害虫の抑制に違いがあること。この菌根菌を作物の根に感染させ、土の環境を豊かにする試みについて、お話がありました。

興味のある方は、ホームページhttps://jmff.jp/をご覧ください。
アーバスキュラー菌は、化学肥料を使う前までは、とても豊かに生息し周りの細菌も増やし、作物を生産する力も旺盛だっただろうという事です。エゴマのような太古の植物には、菌と共生する歴史が長いので、微生物による成長力は大きいのではないかと、言われました。(石川氏との懇談にて1月)
 菌を常に成長させるために、常に畑に植物がいるような環境つくりをすれば、どんどんいい土になるのではないかと期待が膨みました。

また、お二方から、緑肥を利用して微生物を増やし、防草効果も作り、土壌の豊かさも進める実践も興味深いものでした。

服部の生産者の方への聞き取りで、福島県の超ベテランのエゴマ農家の三浦功さんは、麦を秋に作り、青刈りして耕耘し、エゴマを植えるようにしてから、病害虫が出なくなったそうです。また、ヘアリーベッチを緑肥に活用しているエゴマ農家さんもいらっしゃいます。

ナギガタガヤ、セントピートグラス(牧草)アルサイクロクローバー、赤クローバー等それぞれで、試してみてはいかがでしょうか。これからでも春まきの緑肥、草生種子はまけますので、チャレンジしてみてください。
【参加者の方々の感想】

新しい情報にふれた/今後試していきたい/燻炭を作って変化を見たい/通路にクローバーをまいてみようと思う/畝の横に緑肥を植えて防草と窒素固定を目指す方法は試したい/土つくりの大切さを学んだ/菌根菌の話参考になりました/土の栄養状態を自分たちで確認することが大切だと思った/堆肥と緑肥、違いを調べていきたい/有機で豊かな土つくりに希望を覚えた/人も土も全てにおいて共通することが多いことを改めて学んだ/今までの常識を覆すものだった/土の中の菌の世界と人間の腸内細菌と繋がっているという事は、土の中の世界をしっかり見ることが大切と知った/畑の状態を確認と菌を取り入れていきたい/アグリシート、クローバーの話を実践してみようと思った/菌の勉強がよかった/菌根菌はためしてみたい/堆肥などに頼った栽培なので、土つくりを見直したい/良い土にするために菌についてもっと勉強しようと思った/菌根菌の話とても響きました/菌、微生物、あらためて大切だと思いました。

参考図書「菌根菌の世界」石井孝昭著

            農村文化協会出版

【遠州まごえ農園さんの見学会】
一人で一貫生産、販売をされておられ、広い畑で機械化にも取り組まれておられます。
機械刈りすることで、効率は上がるのですが、エゴマの実の品質を落とさないように、最善の策を工夫され、常に過酸価度0.5以下を維持するために、工夫を重ねていらっしゃいます。
特に機械刈り下後の、即座の乾燥と、冷蔵保存を徹底されています。
また、遠州エゴマの会として、また、搾油に持ってくる生産者の方と年間数回にわたる栽培研修会を開き、作って食べて健康に!を信条に、収穫と品質向上を地域ぐるみで図っておられる活動も学びとなりました。サミットの受け入れ準備など、感謝申し上げます。
【参加者の方々の感想】
機械の活用がすごい/干し方、種まき道具が参考になりました/機械化されても高品質なエゴマの商品化されていること/コンパクトな機械も色々見せていただけ工夫がすごい/農機具の充実がさすがです/私もコンバイン収穫の成功には2年かかったので、ここまで大変だったと思う/参考になった/現場を見ることができて具体的になった/有意義な視察だった/苗植えつけ機械が参考になった/エゴマの種の乾燥方法が参考になった/会員さんが100人もいること、エゴマを食べて健康になる運動を続けておられることが素晴らしい/実にした後の保管や水分調整等取り入れたい/収穫後の干す作業を見習いたいと思います/詳細な説明、大変勉強になった/サン精機の搾油機械が参考になった/とてもきれいにしておられて参考になった/乾燥大切ですね

【夜の交流、質問会】
和気あいあいと、エゴマの会の信条、学びあい、教えあい、磨きあいの楽しい時間となりました。
大先輩の石坂さんは、少しでも皆さんの悩みが解消できるようにいい時間を作って下さりありがとうございました。

 

【参加者の方々の感想】
質問タイムがよかった/瀬尾さんご夫妻の元気に感動した/みんなの悩みが解消できるようにできていい時間だった/勉強になった/皆さんが親切に教えていただいたのが嬉しかったです/持ち寄りのお酒も入って和やかでよい時間でした/色々話せて楽しかった/いろんな方と交流できてよかった/自由討論でよかった/皆さんがエゴマに対しての想いが素敵だなあと思いました/みんなの困りごとをみんなで解決しようとする感じもすごくよかった/それぞれの土地をよく理解してそこでの工夫の話がよかった/全ック各地のことが知れて本当にありがたかった/いろいろのお話とてもよかった/規模によって悩みも違いますがエゴマに対する情熱が皆熱く、勉強になった/自分の悩みも新しいチャレンジで改善できそう/これからもこのような機会を続けてください/熱すぎました!工夫や体験が具体的に聞けて最高でした/加工品、料理、栽培を続けてきた方々からの課題や対策などへ説明をいただけ今後の活動の方向がはっきりしてきたように感じる/楽しくエゴマ談義させていただきました/ざっくばらんに話をする時間こそ、本当の交流の場だと改めて感じました/最高でした/本当に勉強になるお話を沢山聞かせていただきました

【味見会】
持ち寄った油とエゴマの実を全員で食べ比べをして、気に入った3点に投票していただきました。
表彰結果は、次のようです。
えごま油部門

1位 東城愛農有機野菜の里 

   瀬尾賜.千代さん(広島県)
2
位 JA多気奥伊勢えごま倶楽

   部 (三重県)

3位 天龍村 (長野県)
えごまの実部門

1位天龍村 (長野県)
2位上村幸男さん(熊本県)

3位上田正宜さん(静岡県)

                          長屋守政さん(岐阜県) 

                          瀬尾賜、千代さん(広島県)

【参加者の方々の感想】    

十人十色いろんな味がありよかった/日本中の土地の特色と栽培者の意気込みが感じられました/たくさんの油や実を食べることができてとても勉強になった/味がこんなに違うのかと驚きました/実の味の多さにびっくりした/実の食感、油のまろやかさなどを比べることができた/わずかな味の違いを知ることができて勉強になった/自分の栽培しているエゴマの味向上に役立つので非常に参考になった/ 自分の製品がトップになり喜んでいます。αリノレン酸69.7%の有機栽培歴50年以上のエゴマの実です。

表彰状のご希望があり、現在作成いただいています。

【料理講座・加工品の紹介】
料理講座は多様な食べ方を知っていただけるように、富山のえごまソムリエの佐々倉文子さんに、実や葉っぱを使ったおにぎりと、エゴマ塩の作り方等をみせていただきました。料理でエゴマ農家と橋渡しされている活動もお話しいただきました。
また、加工品や、健康食の紹介を、えごまソムリエさんや、エゴマミスターの皆さんに披露していただきました。長野県の天龍村のエゴマ米麺、富山県石坂直樹さんのエゴマの葉っぱアイス、福島恵美さんのエゴマ葉っぱみそ、三重県の奥伊勢えごま倶楽部のエゴマと地元の緑茶とのブレンドティー、他、発酵食の紹介等、具体的な商品つくりのヒントも沢山学べました。奥伊勢大台町の画期的脱穀機も紹介されました。
【参加者の方々の感想】
調理方法や食べ方を提案できるのは素晴らしい/感心した/栽培者もエゴマ料理を自分で作ることが大切/勉強不足をつくづく感じた/自分の加工品のヒントがあり生かしていきたい/この機会が最も大切/ぞ世の関心が高まるのが今必要/工夫した料理を楽しませてもらった/いろんな調理の仕方があり勉強になった/エゴマを伝える料理レパートリーが増えました/

【斎藤幹子さんのエゴマミニ講座】
エゴマをきっかけにした食事改善で、ご自身の長年の病気(アレルギーや精神疾患等)を克服して、今では、エゴマ食と健康を伝えるミニ講座や、伝導師の養成講座を開催している。参加者は、是非地域の同じ悩みで困っている人に伝えたいと、感動されました。
ミニ講座は、毎月のようにオンラインでされています。是非、福島県只見町げんき村の斎藤幹子さん(エゴママイスター、えごまソムリエ)までお問い合わせください。

【終わりに】

最後に、実は会長の服部がサミット2週間前に不注意で骨折してしまい、相棒の夫の服部晃に託し、エゴママイスターさん、えごまソムリエさんたちが、進行など協力して担当していただきました。どの企画も、大変有意義に皆さんの感動がほとばしるサミットになりました。あらためて、開催地の鈴木さんはじめ参加者の皆様、本当にご協力ありがとうございました。

また、日本エゴマの会発足当時から栽培されている広島の瀬尾さんご夫妻の91歳のご高齢を全く感じさせないお元気な現役ぶりにも、一同が感動と尊敬の出会いをされました。瀬尾さんご夫妻からは、油部門第1位になったことも大変喜ばれ、これを販売促進に役立てたいと、更なる普及に意欲を持ったと嬉しい感想をいただきました。

各地で日本エゴマサミットしませんか】

エゴマ食は、環境を健康にする農業を土台に、西洋型食生活を見直し、健康になる食事です。

まだまだ、普及半ばで、多くの方に食べてもらいたい食事です。
健康や食料や環境問題の解決を見出す時代の今だからこそ、さらに精進して私たちが健康でいられるエゴマのファンを増やしていきましょう!
今回のサミットは、大規模ではなく、参加者のだれもがじっくり学びあう対話のできるサミットとなりました。また、栽培のみならず、料理や健康を伝える実践も共有しました。
常識にとらわれず、益々チャレンジしていくエゴマ農家たちの熱い思いが白熱しました。
是非、来年も集まりたいという声が多くありましたし、早速、

2024年の3月は、広島県の庄原市東城で、開催することが決まりました。

また、
また、消費者の方向けのエゴマの料理と健康講座の開催もお手伝いをいたします。

是非協会にお問い合わせください。
各地のエゴマを食べて健康になる、エゴマファンを増やしたいですね。

 

黄金色の日本のエゴマ農家のえごまに秘められている愛を発信しましょう!

エゴマの栄養については、テレビで、23度とブームを起こしていただけました。
でも、生産者自身の健康体験や栽培への想い、体験談が一番の宣伝になります。
みんなでつながって、エゴマの輪と健康と幸せの輪を広げましょう!
是非、サミットに、お越しください。
エゴマの販売や健康食促進のヒントと繋がりを持つ機会となります。
オンラインやインターネットの時代ですが、あえて、対話や実際の体験、出会っての交流を深めることが、エゴマ農家の歩みにはふさわしいと感じました。

もちろんオンラインでの、エゴママイスター講座やえごまソムリエ育成講座も開催します。
是非、学んでエゴマを待っている方々に、あなたが出会ったエゴマの健康生活を伝えてください。
 

 

尚、エゴマサミット、勉強会の案内はこちら、日本エゴマ協会ホームページで、お知らせいたします。

ニュースレターVOL 6    2022.12発行

目次

★アンケートのお願い(別紙)   

★第13回全国エゴマサミットのご案内21819日(土日)静岡県浜松市にて

洗い機の予約募集 

栽培の改善点:畝幅を広げて 

★オンライン講座のご案内 エゴママイスター認定講座、えごまソムリエ育成講座

 ★本の紹介 

★奥山治美先生への追悼

 

栽培向上とエゴマ普及状況把握のためのアンケートにご協力下さい。

https://forms.gle/JT2fV6dubBv14bmG6

結果は、サミットでの議論の土台とし、皆様に役に立つようご報告させていただきます。
ご記入いただき、ご返信願いますようよろしくお願いいたします。

締め切りは1231日とさせていただきます。(遅れても出してくださいませ)
★別紙にご記入いただき、FAXまたは郵送でご返送ください。
★また、ネットから送信が、可能な方は、こちらからお願いいたします。

 

13回全国エゴマサミットのご案内 202321819日(土日)
来る2月1819日、静岡県遠州エゴマの会の鈴木信吾さんのご協力で、全国エゴマサミ

ット研究大会が開催される運びとなりました。栽培、販売されている方、搾油されている方、

大集合です。 

ここ23年私たち農家が作るエゴマ油の販売が低迷しています。しかし、それは「今一度エゴマの大切さを認識しなおすチャンスでもある」と広島県の古くからの同士と電話で話しました。「もっともっとエゴマの宝を認識しなさい!日本エゴマの会のスタイル、全国サミットを開いて、生産者同士が、学びあい、与えあう場を持ちなさい」と創始者村上周平さんからのメッセージと受け取って、企画を思いつきました。

会場となる静岡の鈴木信吾さんは、機械化、搾油品質や販売、発信など、今の生産者スタイルとして素晴らしい実践をされています。温かい静岡で、サミットの場を提供していただくことを願いしましたところ、快諾していただけました。ここに、感謝申し上げます。

具体的な、サミットの内容は次の3つです。
1、減収や病害虫の起こらない有機農業、土つくりの向上

2、健康にいいえごま食生活、加工品、料理を交流すること

3、共に学びあい、語り合い、元気になるネットワークを深めることです。

 

 皆さんの大切なエゴマの実や油、加工品を持ち寄って、静岡でお逢いしましょう!!

 


洗い機の共同購入予約募集 

 

エゴマ洗いの助っ人、水洗機の購入、来年の希望者を募ります。
家庭用コンセントで使えます。また、キャスターがついていますので、

 

持ち運び移動ができます。4機募集
約45万円くらいとなります。(未定)

 

栽培の改善点:畝幅を広げて増収! 

20208月、エゴマ研究大会をオンラインで行い、茂木エゴマの会の超ベテランリーダー関沢さんから、機械収穫のコツや工夫をお聞きしました。現在では、機械刈りでも100キロ収穫をされています。その大きなキーポイントになったのは、機械刈りで、脱粒しないよう、コンバインが、刈り取りしやすいよう畝間を150㎝にしたそうです。そうしたら、枝が絡まらないためにこぼれなくなっただけでなく、収量も多くなったそうです。そこで手刈りの方も、株間を広くとってみたところ、やはり収量が多くなったというのです。
 通常、畝間が90㎝では、8月の花芽がつく頃、葉が生い茂り、畝間に入ることができなくなります。畝間が広いと、下の方の枝まで光や風がいき、穂は、下の方から長い穂がついていくのではないか。それが1本あたりの穂の数を多くしたのではないでしょうか
 実際に、昨年から取り入れたところ、定植の株数は少ないのに,収量は変わりませんでした。それどころか、株定植も少なくて済み、刈り取りも畝間に余裕があり絡まらず楽でした。ただし、山間地の、日照時間も少ない私の畑では、茂木のように深い水はけのいい土ではないので、130㎝の畝間にしました。

写真は、茂木エゴマの会の、畑。819日と9月14日の提供していただいた写真です。9月の節間が伸びる時期に、畝間が広いので、長い穂が下の枝からもたくさんつきます。

 

 

※畝間とは、苗の芯から隣の畝の苗の芯の幅です。お間違えのないように!

 

エゴマ油や実を販売している個人や団体の方にお願いです。

栽培歴7年以下の方はエゴママイスター講座を、ぜひ受けてください。
協会には、エゴマを譲ってほしいという業者の方や、個人農家さんの問い合わせがあります。

自分の作ったのでは足らないけれども、お客さんが、沢山いる。信頼できる生産者を探している。

そんな時に、この講座を受けてくださっている方のエゴマなら、エゴマの知識や品質への基準が

共有でき、マッチングし、つなげることができます。日本で生産するエゴマの価値は、益々求め

られてきます。
 これまでサミットに参加されていない方、栽培歴7年未満の方や、団体の方、搾油所運営者

の方は是非このマイスター認定講座を受けてください。日本エゴマ普及協会の知恵と技を受

講して日本のオーガニックエキストラバージンのブランド化の担い手や、地域での指導者に

なっていただきたいのです。ただし、2年以上栽培、搾油、販売等経験者の方です。

また、販売時にエゴママイスターを名乗っていただき、(名刺に、マイスターロゴ使用)信頼性を

高めることもできます。すでにマイスターの方が利用しており、みなさん、普及のリーダーとして

活躍されています。

また、お客様から、「揚げ物は何を使うといいの?」「エゴマは酸化するから使ってはいけない?」「どうやって食べたらいいの?」「なんで他と比べて高いの?」そんな時、どう答えますか?エゴマに関する栄養や料理、搾油の品質や方法などの知識と情報を知ることが必要です。
 これまでの日本エゴマの会の学びの集積を得て、食べ手にもっと健康や楽しい食べ方を提供してください。 受講はオンラインですので、交通費用かからず、どこからでも参加できます。(録画しますので、復習もできます)是非、忙しくなる前のこれからの時期にご受講ください。
 
 日本のエゴマオイルを一緒に日本中の子どもたちから高齢者、みんなに届けましょう。

 

エゴママイスター講座(栽培経験2年以上の方対象です)オンライン

(内容) 栽培、搾油、栄養、食べ方それぞれ2時間ずつの講義と報告会で2日で10時間
その後レポートと、製造した自分の実から搾油したAV(過酸化度)0.5以下である油の提出があります。

(講座開催期日)121.22日  隔月で開催しますので(5月まで)、都合で出れない時は、次月で受講できます。

参加費:受講料15000円と後に認定料15000円(分割もできます)
何度出ても2回目からは無料です。

1月21,22日    3月25.26日    5月15.16

 

★申し込みはhttps://www.egomajapan.com/   で、お申し込みください
  または、アンケートにも希望記入欄があります。

 

2023年5月から、えごまソムリエ育成講座3期も開催します。

幅広いエゴマ活用の料理とエゴマの栄養、歴史、栽培、油について学べます。

卒業受講生さん達は、えごま伝導師の講座やエゴマ料理講座、エゴマ料理を出すカフェなどを

  展開されています。(講座期間は6か月です)

 

本の紹介「植物油の政治経済学」 平賀緑著 昭和堂

平賀緑さん著「植物油の政治経済学」に書かれてあった、植物油の戦前戦後の衝撃的な事実は、エゴマの油を進めるにあたって、今後の方向性に大きな示唆を与えられました。
 その事実とは、「戦前まで工業油だった大豆油が、戦争特需がなくなったため、食用にして消費させることで企業が経済発展していった。」その油、今では健康を害する微量物質があることが報告され、動物実験により寿命を短くしガンなどを招くこともがわかってきた。それもそのはずだ。現在のサラダオイルたちの搾油法は、大豆などを劇薬で溶かし油を抽出した工業用の油の為の抽出法だった。工業用だったから劇薬抽出搾油でも、何の問題もない。むしろ、搾油率が多ければ多いほど、いいのだから。でも、それを人に・・・・・
 日本は、西洋風な食事を「自ら取り入れ選んできた」と思ってきた。又はアメリカからの戦略によって食文化が変化したともいわれてきた。しかし事実は、「経済発展のために、それまで工業的に搾油し使われていた植物油を、消費先として、人に食べさせようとした。」「油企業と国が、教育現場を巻き込み、アメリカの食料戦略小麦、大豆を利用し、インスタントラーメンや、パン類、冷凍食品にし、人に食べさせて、経済発展してきた。」その結果が、油と小麦をたくさん使う西洋食だったのだ。

 

これまで、「有害な油がどうしてここまで製造し加工品になって売られ続けられているのか?」ずっと疑問だった。この本を読んで、合点がいった。 私たちは、こうした研究に、耳をかたむけて、命を脅かす油から防衛し、命を癒し育むえごま油を、もっと多くの人に届けていく使命を持っている。 ぜひ、図書館で借りるなど、一部でもご一読ください。

奥山治美先生のご逝去に追悼の意を表します。

―――油の選び方に大きな方向転換が必要です!―――奥山治美先生の言葉よりーーー

2021年11月、日本脂質栄養学会の初代会長の奥山治美先生がご逝去されたことを、学会誌で知りました。農家の作るエゴマの会は奥山先生の研究の講演なしでは歩めなかったといっても過言ではありません。震災の後の福島にも、病後にもかかわらずかけつけて下さいましたし、最後まで福島のエゴマによる健康復興を願っておられました。奥山先生に心から感謝申し、ご冥福をお祈りいたします。

 

「油の正しい選び方・摂り方」奥山治美著には、エゴマ油入手先として、日本エゴマの会の各地の住所が載せられています。日本脂質栄養学会を立ち上げ、植物油推奨の生活習慣病の栄養指導に警告を発し、近年は糖尿病の原因が油だとも。先生からの最後のメールには、「エゴマ油を食べる韓国の糖尿病の少なさと比較すると、日本人のエゴマ摂取はまだまだです」日本エゴマの会、頑張ってよ‼!と悔しさを抱えながら、日本エゴマの会を叱咤されている気がしました。天ぷらにもエゴマ油をと、奥山先生は味のいい酸化は悪くない!と検証されてもいました。 さあ!縄文から食べてる食歴も長く、現代病を防ぐエゴマを多くの人に届けて、食べ楽しもう💛

ニュースレター VOL5

ニュースレターVOL5    2020.3 発行

エゴマJAPANニュースレターVol.2  2018年2月発行

【エゴマニュースレターvol2】の内容を訂正してお詫びします。
「7Avを測ろう」の文章の中で、「Vol1でご紹介したAVキッドですが、最近成分の表示がされました。その表示によりますと。シアンはじめ大変取扱いに慎重を要するものであることが分かりました。」とあります。

これにつきまして、製造元の柴田科学様より、以下の様な誤った事実とは違うというご指摘がございましたので、訂正して、今後もAV検査、使用でき、一般ごみで廃棄できることを確認いたしました。

訂正分は次の2点です

①成分の表示がされました。→実際は成分の表示ではなく、取扱注意という性格のものであること。

②シアンはじめ取扱いに慎重を要する。
  →シアンを測るときに使う事はあっても、成分はエタノールはじめ手に触れても安全である。しかし万が一化学物資アレルギーの反応など人によっては出る場合もあるので、匂いを嗅ぐことや、手につける事には注意をするよう文章で謳ってあるものです。シアンなど危険なものは含まれていないとの事です。

 

以上2か所につきまして、ニュースレターの文面の削除を行いました。柴田科学様には、誤った記述のため、ご迷惑おかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

今後とも、エゴマの品質向上のためにご協力ご指導賜りますようよろしくお願いいたします。

エゴマJAPANニュースレター不定期に発行しています。

日本エゴマ普及協会にご入会いただくと、サミット、講座の案内、ニュースの発行をいたします。入会は。ニュースレター発行協力金として3300円をお振込み、以後は更新されます。