【よく収穫できる、2023年エゴマの栽培法】

(2023.3.1更新)

①この栽培法は、簡単にマニュアル化したものです。

②エゴマの栽培は、野菜ではなく穀物栽培であることを前提に取り組んでください。 葉っぱを収穫するには野菜に準じるととらえていいのですが、

 実をとって、利用加工するには、収穫からが、穀物独特の作業を進めなくて

 はなりません。

 

 

基本の栽培法や流れは、本「エゴマ栽培・利用加工」がとても役に立ちます。
エゴマ栽培に困ったときは、教科書となります。お手元においてください。

【エゴマの栽培法】と【失敗しやすいポイント】

         【エゴマの栽培法】

多収,良品質の3ポイント

★畝幅広130cm~150㎝(畝の中心と中心の巾)

★脱穀早め、(黄葉収穫したら、3から1週間以内に脱穀、ごみが少ない)

★脱穀後の乾燥‼‼‼(いったんよく乾燥して、保存または洗うこと)

 

カビや,酸化、劣化してしまう原因3ポイント

高温、高湿、傷に注意しましょう。劣化の原因となります。

★収穫後に詰め込んで乾燥、湿気でカビ‼

  (カビは、洗っても、取れません。搾油した油にもカビ味)
★洗いの後は、薄く広げるべし、水分があり温度があるとすぐにカビ‼(脱水機で洗濯袋で脱水して、そのまま乾燥はNG!風が通らず乾燥に時間がかかりカビなど品質劣化)

★洗いは、1土落とし、2、水の色が透明になるまですすぎ洗いで、丁寧に!

 

栽培法

無農薬、無化学肥料で環境再生型有機栽培を推奨しています。

無農薬、無化学肥料の環境保全型の栽培をすすめましょう!

※土つくりが、肝心です。土の中には、エゴマの根と菌根菌が共存しながら互いに栄養分を与え合って成長する仕組みがあるそうです。
化学肥料や、リン酸や窒素分の多い肥料を使うと、その微生物たちが働かず、化学合成農薬を使用すると死んでしまうことがわかっています。微生物が多様で多く繁殖する環境を整え微生物の餌になるものが土にあれば、病気を抑制し、害虫の発生減の悪玉菌も少なくなるので、病害虫に強い、収量の多いエゴマとなります。特に微生物は、水を嫌い、弱くなりエゴマも育たなかったり、病気になります。水はけをよくするために、場所によっては、最初から畝を高くして栽培します。①多様な微生物②土壌カーボン(炭素)含有③土壌の保水力が、そろうと3つ星土壌となり、ミネラル、ビタミンの多い、薬にもなるエゴマが育ちます。

※土つくり有機物や微生物の活用を奨めましょう。

 

  目安:エゴマ粕、油粕60キロ、ヘアリーベッチ、レンゲなどの緑肥+嫌気性微生物(例:製品名カルス)ボカシ肥料等々混植、麦との輪作も、微生物を増やし炭素を作り、保水性も改良します。

 

(1)種を手に入れる。

中生は、1010日前後の刈り取り、晩生は1020日ころ刈り取りです。寒い地方では霜が降りるため、中生で。種取はシソとは交雑しやすいので、シソや他の品種のエゴマが付近にないものを種取します。

(2)種まきする

 湿度が絶対条件です。たっぷり水をやり、新聞やシート等をかけて表面が乾かないようにしましょう!(ただし、水はけが悪いのも、発芽不良の原因になります。)

直播き栽培も移植栽培も種まきは4月後半から610日(北海道では積算温度ができるこのころに種をまき成功しています。)根きり虫対策のためには、定植は幼虫がさなぎになる6月後半にするといいでしょう。

(3)苗の育成

 定植時しっかりした苗で、6月後半定植しましょう

1)直播栽培の場合は畝間(芯と芯)を90から150㎝で、条蒔きします。

マルチ以外は、草対策が大きな課題です。

2)移植栽培:苗は高さ、10㎝から20㎝位になったら定植します。(自動定植機械普及)

セル苗:①土を入れたセル苗ポットに種をまく〈裸の王様種まき道具あり〉
多く出たら、12本にはさみで切る(双葉のころ)

畑苗つくり:畑に10センチ条間で筋蒔きして、苗を育てます。

発芽には常に湿度を保つ必要がありますので、発芽まで覆いをするといいでしょう。畑苗を育成する場合、間引きは、3㎝間隔くらいに。エゴマが7,8㎝位になるまでに間引きをして、エゴマの周りの除草もていねいにし、しっかりした苗を作ります。徒長してしまっても斜め植えするとよい。

(4)定植:畝間90から150㎝、株間25㎝から40㎝で1,2本植えで定植します。苗が大きくなりすぎてしまったら、さつまいもの苗のように斜めに植えると根が多く成長します。

※150㎝畝間で栽培の利点。樹形が低く下段も光が入り、下の枝からも長い立派な穂がついている。ただし、肥えた畑の場合(茂木式畝間広式)

(5)草取り:草は、基本まめな土寄せして、生やさないようにしましょう。

広い畝間は中耕しやすく、土寄せによって草を抑えることができます。

(6)摘芯早く播いた場合には、必ず行いましょう。30センチくらいになったら 芯を止めるとわき目が大きくなります。   摘芯した葉を利用して、乾燥粉末にしたり生で食べたり湯がいて冷凍保存も出来ます。行うのは概ね85日までとします。(花芽の時期) 

(7)刈り取り

ここは、重要ポイントです。葉の4分の3が黄色くなったら、刈り取ります。草刈機で根元を刈っていきます。手作業なら竹用のこぎりがいい。

(8)4日から7干して脱穀

畑でそのまま干しておく。または屋内で入れる所があれば、シートを引いて束ねたものをならべます。重ねすぎないように注意。

蒸れないように、風を通す並べ方か、扇風機をかけるのもいいです。

蒸れてしまえば、かびて、実が台無しになります。要注意

(9)脱穀

板、または金網にエゴマの枝を叩きつけて実を落とします。

板に叩きつけると飛ぶので、簡易テントに防虫ネットでカバーをした場所で。

10)選別

ふるいにかけて大きなゴミを出します。ふるいは、3mm→2.5mmを用意します。唐箕にかけて、細かいごみを吹き飛ばします。この時エゴマは軽

11)乾燥

一旦乾燥させます。

 

12)水洗い

桶に水を張り、エゴマを入れます。下に土や、細かい石が沈みます。よく混ぜて洗ってから、止めて、浮いてきたエゴマを網ですくってザルにあげます。この作業を、水がきれいになるまで繰り返します。ごしごしこすったりせずすばやく混ぜてザルであげます。やりすぎは要注意。

13)乾燥

網戸の網等の上に2センチくらいの厚さで並べて、干します。高温での乾燥はエゴマが酸化するので、要注意です。強い風にも注意してください。

上にも網をかぶせると鳥の被害から守れます。

14)保存

食べてカリカリするくらいしっかりと乾燥させて水分空気の入らない袋で保存しますと1年以上の長期保存できます。(8%以下ネルパック)

 

詳しくは、「楽しく栽培 エゴマの栽培・利用加工」日本エゴマ普及協会編 服部圭子著をご覧ください。