· 

薬膳野菜&油の効能

大寒の20日を過ぎ、明後日からすごく気温が低くなるそうです。

いつもお話していますが、日本は、非常事態に備えたお米の備蓄が貧困です。
何が起こっても、食べるものと助け合える関係があれば、笑顔で生きて入れますよね。備蓄は、自分たちが食べるだけでなく、困ったときに奪い合わず、助け合える心のために、しておきたいなと思います。
そして、健康のためには、白いお米と書く「粕」でなく、糠の栄養を残した米に健康の「康」と書く玄米や分ずき米を食べましょう。

出来たら、農薬の使われていないお米を1年分は(2年分の方もあります)確保しておかれることをおすすめします。(できたら近隣の農家さんから、お手伝いもできるような関係で)いざとなると食べれない方が多く出ます。なくなりそうになってマーケットに駆け込んでも、奪い合いが起こります。
そんな時でも、わけあえるお米を確保しておくことは、大切な道徳だと思ったりします。

昔の農家は、新米など取れた時しか食べません。1年分2年分は、ちゃんと貯蔵して置き、2年前のお米を食べるのです。取れない場合もありますからね。昔から水争いやコメ争いが、人々が戦い始めた始まりといわれています。
(縄文人は戦うということがなかったそうです。平和な時代)

 

現代人は、心も発展しているはずです、是非、農家でなくても、お米を確保しておきましょう。23年は米農家が肥料、燃料代が買えずに、高齢化でやめていく農家が多発すると言われています。昨年取れたお米は、最後のコメ余り年となるのかもしれません。(転ばぬ先に杖)
エゴマも、1年分を確保されてくださいね。
お米と同じように、手伝いと応援を約束されると、農家は本当に頑張ってきつい状況を乗り越えることができると思います。
こういった情報発信をわかりやすくしていてくれるトモ農園さんのユーチューブご紹介しますね。
https://www.youtube.com/watch?v=cM8x9XhgJAo

さて、今日の冬の薬膳は、大寒を迎えた寒い時期に、腎や脾胃を、弱くせず、春までにしっかりと元気の素を蓄えておくために、2つのものをおすすめします。

お米の貯えだけでなく、体の元気も蓄えておく時期なのだそうです。
また、寒仕込みといって、みそ、凍り豆腐、お酒、寒天など寒さを利用した食べものつくりの季節のようです。

味噌、実は10年くらい前に作ったのを、開けてみました。
マメ主体のみそなので、濃い茶色になっていて、場所柄、断捨離も考えていたのですが、いい味噌なので、もったいなくて、今日は、鍋焼き味噌煮込みうどんにしてみました。おいしかったです。

もらっていただける方、ご一報ください。格安でお分けできます。

冬の薬膳野菜と油(2)

24ある節句の一つ大寒、とにかく体を温めることです。
冬はこれから1年土台つくりをしていきたい季節です。
冷えたものや、夏の野菜や、化学物質は、血液を滞らせる、つまり冷えにつながる冬には大きなマイナスを、体に与えてしまいますので、
この大寒の時期は、より一層注意しましょう‼!

【エゴマの実】は、冬に蓄え、体も温める効能があります。

 

温性の働きがあって、体を温めてくれます。朝の寝起きがよくなったりするのは、この温めてくれる効能のおかげですね。
寒くても、シャキ~~~ンと、朝が起きれたら、あなたの健康度は素晴らしいです。
そうでない方は、エゴマの実を食べてみてください。
10日位毎日大匙1杯のエゴマの実で、体の変化を見てくださいね。
その場合、胃腸に自信のない方、虚弱体質の方の場合には、粉にしてから、お粥に混ぜる、スープに混ぜるなどして、やさしい食べ方をしてあげてくださいね。

 

反対に、胃腸も元気な方は、ぽりぽり、噛んで唾液をいっぱい出しましょう!

効能は気滞といって、気の流れが滞りやすく、イライラしやすい人、頭や体の藤節が痛む、ため息やげっぷが多い、お腹が張りやすいなどの症状に当てはまる人に改善効果があるようです。
また、血の流れが滞っている方にも血の巡りをよくします。首や肩がこりやすい、静脈瘤がある、手足に冷えがある、慢性的な痛みや痔、ガンなどの持病がある方、顔にくすみやシミが出やすい!
そんな方にも、改善につながるようです。

エゴマの栄養学的な効果は、オメガ3のαリノレン酸が多いために、脳の働きや細胞膜にとても大事な働きを促進することは多くの人が知るようになりました。
ですが、エゴマの実には、カルシウム、鉄分、食物繊維も豊富ですので、
この栄養の効果も見逃せません。

エゴマの実の薬膳効果が大きいのも、うなずけます。
冬だからこそ、エゴマの実を擦っておいて、
味噌汁に、お鍋に、はちみつと合わせてジャムに、焼き肉のたれに、お好み焼きにと、いろんな合わせ方があります。
エゴマの実、大寒を体を温めるために、冬こそとっていきましょう。

あったかーいお粥に、良くすったエゴマを入れてお塩や梅干しちょっとで食べてみてください。
きっとエゴマの実のファンになっていただけると思います。

 

【お餅】
お米は、平性ですが、もち米は温性なのです。
お腹の働きを高めて、気を補う作用があって、元気がない、集中力がない、動くとすぐに息切れ、そんな人にはいいようです。
お正月には餅つきで準備、これも理にかなっているんですね。
冬の元気をためるためにも、もうしばらく、お餅をついて食べましょう。
エゴマを、油にする時に残ったエゴマの実を大量に入れて、お餅と一緒に蒸してついた、「えごま餅」は、妊婦さんが元気になり、子どもが丈夫に育つ、
元気餅です。岐阜私の住む岐阜の白川町で、おばあさんのこのお餅は、孫たちに大人気、油よりもこのお餅目当てで、おばあちゃんとこに遊びに来るそうです。
福島県只見村では、伝統のお餅と一緒に、「オメガ餅」として、冬場販売されておられるそうです。


 

 

【生姜、ニラ、ネギ、かぶら、鶏肉、カモ肉、なつめ、エビ、イカ】
こんな材料は、冬の、元気や、血や、水分の流れをよくしてくれます。

【かぶら】

かぶらも、温める野菜です。
胃を温める作用があり、冷えからくる腹痛下痢便秘消化不良の改善に有効だそうです。一方で、体に潤いを与えて、熱を持った腫れも抑える、口やのどの渇きを落ち着かせるそうです。
年末に熱が出て口が乾いたときに、かぶら蒸し料理を思い出したのは、何か天からのメッセージだったのかな~~?
食欲のないときに飲みやすいスープにするのもいいそうです。

これからもしも、冬の間にのどに来るコロナになった時には、かぶらのスープよさそうですね。


かぶらと白菜の切り漬けは、昔から両親の故郷の岐阜県の郡上での定番でした。
赤いかぶらは、白菜の色をピンクに変え、子どものころは、この白菜が大好きでした。かぶらはちょっと苦手でしたが、カブのない切り漬けでは色が出ません。
白菜は、薬膳で言うとむくみをとる涼性ですので、温性のかぶらと合わせて、
どちらの働きもバランスとっているのがこの切り漬けで、昔からの冬の保存食でもあり、健康食でもあったのですね。
食べ継がれているものには、自然の理にかなっているものだと言えますね。

 

 

【黒砂糖】
ミネラル豊富な黒砂糖、冬のスイーツには、このお砂糖を使って作ってはいかがですか?以上にお砂糖を避けるより、体が冷えないお砂糖で、気分があったまることも大切ですね。

 

 

【醤油麹】をつくろう
調味料のお醤油は、原材料を見て買いましょう。
アミノ酸、等々、化学合成されて作られているものは、基本命の営みにブレーキをかけます。温かくしないといけない冬の時期は、
日本の発酵食、麹菌さんもいただいていきましょう。
甘酒に生姜、あったまりますね。
醤油麹は、とっても便利です。
醤油料理には、必ず使っていますので、普段から、菌ちゃんを体にいただけますので便利です。

 

作り方は、簡単です。
ビンに米麹と、お醤油を麹がかぶって、膨らんでも出てこないくらい多めに入れて、毎日かき混ぜる。です。醤油が足りないなと思ったら、後でたすこともできます。1週間くらい経つと、使える状態になるので、気軽に使っています。
トッピングにも使えます。

最後に
【甘酒に生姜】
これも寒の時期には、最高ですね。
私も、甘酒は作って常備していますが、うっかり長くおいていて、「どぶろく」ふうになってしまいましたが、
これはこれで、生姜と黒砂糖を入れて、
ちょっと、自分のお誕生日のお祝いとしました。😊
私は、大寒の中、生まれたんだな~~と、
ガタガタ道を、父が母を産婆さんまで連れて行った話を聞いたことがありました。

寒い中、はじめての子どもを産む母の緊張した気持ちが
この年になって、愛おしく感じます。

温かくして、誰かと一緒においしい時を過ごせるのも、冬の暖炉やストーブの周りならですね。
近頃は、燃料費節約もありますね。
早寝も、健康と節約につながる暮らしですね。


参考になったら嬉しいです