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病気を招く油の見分け方4か条4

 

精製した油はミネラル不足を起こす

油は、黄金色の個性豊かな食べ物です。

 

植物油の元々の色は、たいていは黄金色です。

オリーブ油などのように少しグリーンぽいものもありますが、大豆、コーン、胡麻、菜種、エゴマも、黄金色です。
(1)で話したように、油を搾るには圧搾法と石油系薬品抽出法があります。

薬品抽出の油は、精製は、絶対!しないと薬品が残る

薬品抽出法の場合には、薬品を揮発させたりしますので、当然精製しなくてはなりません。
抽出し終わった油には、薬品だけではなく汚れや、色やにおいもあります。

これらをとる為に精製し、まさに道具にふさわしい無味無臭無色に近い状態にします。

 

圧搾絞りのものでも精製されているものがあります。
それは、圧搾絞りされた胡麻や、エゴマ、菜種のなかでも、サラダオイルのような白い色をした油です。
なぜか?大量生産の場合です。
圧搾絞りの油は、原料の品質に相関します。圧搾絞りは生ジュース絞りのようなものです。材料はよほどきれいで品質のいいものでないと、いい油にはなりません。
あとで述べますが、同じ黒いエゴマの実でも、品種や生産する土で、味が違います。αリノレン酸の量も60%~70%と、幅があります。また、品質も油を含む実はデリケートです。

しかし、大量に販売する商品は、個性や品質が多少悪い場合にも、精製してしまえば、均一になります。原料に多少の酸化や品質の劣化があったとしても、精製すれば、そのようなマイナス面も省くことができますから、効率的といえます。

しかし、いくら圧搾で自然な搾り方でも、油の命でもあるミネラルや抗酸化物質など良い栄養分も精製により抜かれてしまいます。加熱や脱色、脱臭も脱ガム質等、黄金色の良さは消されてしまいます。


一方無精製の油は、圧搾絞りの場合にのみできます。一番搾りした油を濾過のみか、濾過と沈殿をさせて、製品にします。透明な黄金色です。エゴマや胡麻、菜種、ヒマワリといった油分の多いものが圧搾絞りができます。

濾過のみは、そのまま食することができる原料の場合です。生ジュースを、ざるでこすような工程です。エゴマや胡麻油で、水洗いして、そのまま食べることができる状態にしたものを搾る場合です。つまり「洗い胡麻」と言われる状態のことです。
濾過という作業をして、より不純物を省いた油が製品となります。
透明で黄金色です。原料の香りや味も残っています。

一番搾りの場合でも、エゴマや胡麻のように洗うことのできない種もあります。それは菜種やヒマワリです。この場合には、畑から直接収穫したものを、乾燥させただけですので、ほこりなどが含まれてしまいます。
これらは濾過した後に沈殿という工程で、汚れをオリとして沈ませて、透明な黄金色の油を製品にされています。
濾過プラス沈殿ですね。

このように無精製の油は、黄金色やとろみがあります。原料の香りも残っています。

それだけではなく、原料がもつミネラル分も豊富に含まれているのです。例えばビタミンDやビタミンEもそのまま含まれていますので、天然の抗酸化作用も持っています。
現に、精製してあるサラダオイルなどには、酸化防止剤(ビタミンCE)が、再び添加されています。

ルテオリン脂肪酸、リン脂質等々、ポリフェノールや、タンパク質も含まれています。
このように、加工しているとはいえ、生ジュース状態の新鮮な栄養の豊かな油といえます。

一方、精製油は、生ジュースを加熱し、脱色し香りもとった果汁と一緒です。
ミネラルなど豊かな栄養はなくなってしまっている不自然な油となっています。

加熱や、重曹での脱臭等元々の油を変化させていますので、その過程でトランス脂肪酸を大小の差はありますが、発生させます。食べるプラスティックともいわれるように、腸内で分解できない不自然な油は、血液にも分解されずに残ってしまうのです。
特に、薬品抽出の場合には、トランス脂肪酸発生は避けられないでしょう。欧米では販売や使用を禁止、規制されています。

 

精製油は、色が透明の少しクリームがかった薄い色の油です。
一般のマーケットで販売されているサラダオイル、大豆油、コーン油、キャノーラ油、綿実油、米油、多くの油が精製されています。大量生産する薬品抽出の場合には、避けられないのが精製です。

 

無精製の油は、代表的なのはエゴマ油です。それからごま油や椿油、菜種油にヒマワリ油、米油です。小さな搾油所でなら、丁寧にてまひまかけた無精製油の製造が可能なのです。

 

これらの油でも、色が透明なものは、精製しています。

 

米油などは、薬品抽出法の場合もあるようですんで、搾油法にも目を向けて、小さな搾油所製造の油を選んでください。エゴマも胡麻も圧搾法の老舗で、今も絞られています

ミネラル不足が多くン現代病や子どもたちの発達障害を守っているでしょう。