精製した油はミネラル不足を起こす
油は、黄金色の個性豊かな食べ物です。
植物油の元々の色は、たいていは黄金色です。
オリーブ油などのように少しグリーンぽいものもありますが、大豆、コーン、胡麻、菜種、エゴマも、黄金色です。
読者の方から質問をいただきました。Q フライには米油を使っています。米油はいいのでしょうか?
米油は、一価不飽和脂肪酸が多く、熱に強い油です。ですから炒め物やフライに使うのは、良いと思います。
ただし、ノルマルヘキサンという石油系化学薬品で抽出する搾油法で搾られている可能性も高いので、圧搾絞りか、抽出法でない米油を選ぶことをおすすめします。
炎症を起こす油か抑える油か
脂肪脂肪といいますが、油の栄養は大きく3つの脂肪酸に分けられます。
オメガ3と6と9の脂肪酸です。
オメガそれぞれには、それぞれの働き方があります。
オメガ9はエネルギ源に、
オメガ6は生殖や成長に必要な栄養です。
また、オメガ3は脳神経系の栄養に、網膜や細胞膜にもなります。
石油系溶剤で溶かし出す抽出法は工業用の油の方法だった。
油を搾って25年経ちます。
高さ50センチほどの油圧式搾油機械にエゴマを入れた袋を入れて、
上下から分厚い鉄板でゆっくり押しつぶすと、じわーっと油だけが分離して出てきます。
この搾りかたを圧搾法といいます。
日本では江戸時代から工夫された搾油法です。
戦後の日本の油にまつわる食の変化は3つ
①原料の変化、②消費量の増加、③原料が遺伝子組替になったことです。
戦後から普及したオイル料理、その料理に使う油は、大豆油でした。
実は花粉症の原因は、体の中で炎症を起こす植物油だったのです。
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