①この栽培法は、簡単にマニュアル化したものです。
②エゴマは栽培は、穀物栽培であることを前提に取り組んでください。
葉っぱを収穫するには野菜に準じるととらえていいのですが、
実をとって、利用加工するには、収穫からが、穀物ととらえ作業を進めなくて
はなりません。
③ここでは、全国のエゴママイスターさんや、多くの収量を取られる栽培名人さ
んたちからお聞きした、2020年の工夫も取り入れている最新版です。
基本の栽培法や流れは、詳しくは、本「エゴマ栽培・利用加工」をご覧ください。
※土つくり有機物や微生物の活用を奨めましょう。
目安:10a鶏糞1トン、エゴマ粕、油粕60キロ、ヘアリーベッチ、レンゲなどの緑肥+嫌気性微生物(例:製品名カルス)ボカシ肥料等々
(1)種:中生は、10月10日前後の刈り取り、晩生は10月20日ころ刈り取りです。寒い地方では霜が降りるため、中生で。種取はシソとは交雑しやすいので、シソや他の品種のエゴマが付近にないものを取ります。
(2)種まき: 湿度が絶対条件です。たっぷり水をやり、新聞やシート等をかけて表面が乾かないようにしましょう!(ただし、水はけが悪いのも、発芽不良の原因になります。)
直播き栽培も移植栽培も種まきは4月後半から6月10日(北海道では積算温度ができるこのころに種をまき成功しています。)根きり虫対策のためには、定植は幼虫がさなぎになる6月後半にするといいでしょう。
(3)苗の育成:定植時しっかりした苗で、6月後半定植しましょう
発芽には常に湿度を保つ必要がありますので、発芽まで覆いをするといいでしょう。畑苗を育成する場合、間引きは、3㎝間隔くらいに。エゴマが7,8㎝位になるまでに間引きをして、エゴマの周りの除草もていねいにし、しっかりした苗を作ります。徒長してしまっても斜め植えするとよい。
広い畝間は中耕しやすく、土寄せによって草を抑えることができます。
摘芯した葉を利用して、乾燥粉末にしたり生で食べたり湯がいて冷凍保存も出来ます。行うのは概ね8月5日までとします。(花芽の時期)
蒸れないように、風を通す並べ方か、扇風機をかけるのもいいです。
蒸れてしまえば、かびて、実が台無しになります。要注意
板に叩きつけると飛ぶので、簡易テントに防虫ネットでカバーをした場所で。
乾燥が不十分ですと水洗いの時に沈むエゴマが増えてしまいます。また、湿ったエゴマ
は酸化し品質を落とし、食べることもできなくなります。
この乾燥作業は必ずしましょう。要注意です。この状態で保存ができます。
ごしごしこすったりせずすばやく混ぜてザルであげます。やりすぎは要注意。
上にも網をかぶせると鳥の被害から守れます。
詳しくは、「楽しく栽培 エゴマの栽培・利用加工」日本エゴマ普及協会編 服部圭子著をご覧ください。