エゴマの栽培法(簡単メモ2019.2更新)

①この栽培法は、簡単にマニュアル化したものです。

②エゴマは栽培は、穀物栽培であることを前提に取り組んでください。

 葉っぱを収穫するには野菜に準じるととらえていいのですが、

 実をとって、利用加工するには、収穫からが、穀物ととらえ作業を進めなくて

 はなりません。

③ここでは、全国のエゴママイスターさんや、多くの収量を取られる栽培名人さ

 んたちからお聞きした、2018年の工夫も取り入れている最新版です。

 

基本の栽培法や流れは、詳しくは、本「エゴマ栽培・利用加工」をご覧ください。

【エゴマの栽培法】2019.2.15更新

エゴマ栽培1人1アールで、夢のエゴマ油の自給と健康向上が叶います!

日本エゴマ普及協会は自然生態系農業をすすめるために、

無農薬、無化学肥料の栽培法となります。

※水はけのいい圃場に整えることが、とても大切です。

田んぼの転作で作る場合など水はけが悪い場合、生育が悪くなります。溝を掘る、暗渠を掘る等して環境を整えましょう。水はけが悪い時は、最初から畝を高くして栽培します。

(1)種の選び方  

中生は、1010日前後の刈り取り、晩生は1020日ころ刈り取りです。寒い地方では霜が降りるため、中生で。種取はシソとは交雑しやすいので、シソや他の品種のエゴマが付近にないものを取ります。

大粒の充実した実を選別してよい種を播きましょう。

(2)種まき: 

直播き栽培も移植栽培も510日すぎから、615日(北海道では積算温度ができるこのころに種をまき成功しています。)

根きり虫対策のため、定植は6月後半にするといいでしょう。

摘心をして枝を増やすためには、早めの種まき、または初期生育が早いと2回摘心できます。

1)直播栽培:

畝間90㎝で、条蒔きします。

30㎝くらいに間引くのですが、手作業は大変なら、管理機を横に動かし、株間を耕しながら間引き、除草します。(長野県の名人さん技です)

2)移植栽培:

苗は10㎝から20㎝位になったら定植します。

□セル苗:

土を入れた苗箱ケースに種をまいて、芽が出て本葉が出たら、それをセル苗に移植すると、根が多く、枝分かれしやすい苗になる。

□畑苗つくり:

畑に10センチ条間で筋蒔きして、苗を育てます。

発芽には常に湿度を保つ必要がありますので、発芽まで覆いをするといいでしょう。根をたくさん出させることがポイントです。

25㎝以上伸びた苗を斜め植えにして、最初から発根を促し、びくともしないしっかりえごまができ収量増につながった例があります。

仮植えする、葉を触ってやる等葉に刺激を加えると多収穫するようです。試してみてください。

(3)苗の育成:

畑苗を育成する場合、間引きは、3㎝間隔くらいに。エゴマが7,8㎝位になるまでに間引きをして、エゴマの周りの除草もていねいにし、しっかりした苗を作ります。

ただし、徒長しても斜め植えするとよいです。(苗が30㎝になっても斜めに植えれば大丈夫です)

(4)定植:

畝間90から150㎝、株間25㎝から40㎝で1,2本植えで定植します。植え方は、さつまいもの苗のように斜めに植えます。(これも根が多くなる)

(5)草取り:

エゴマから離れた所は、草がひどければ草刈機で除草します。畝間の中耕と、土寄せによって草を抑えることができます。

「草を見ずして草を取る」は、こまめに土寄せする事を言います。

草の種がエゴマに入らないためにも、収獲作業がやり易いためにも草には注意します。

(6)摘芯と、葉の利用:

3節目で摘芯、または、50センチくらいになったところで、芽を摘む。

(草刈り機で刈る方もあります)行うのは概ね85日までとします。それ以後は花芽を減らしてしまう可能性が出てきます。

摘芯した葉を利用して、乾燥粉末にしたり生で食べたり湯がいて冷凍保存も出来ます。 お試しください。葉っぱは8月後半まで利用できます。

□土寄せ:

中耕と除草を兼ねて土寄せします。根張りが良いと台風に倒れないしっかりしたエゴマができ、粒も大きく油の量も多いです。

根が張っていれば、必要ないでしょう。

(7)刈り取り:

ここが重要ポイントです。葉全体が黄色くなったら、刈り取ります。穂先が茶色くなり始めた時も目安です。

草刈機、または電動刈り機で根元を刈っていきます。手作業ならのこぎり鎌がいいです。

刈ったエゴマを3,4束束ねておきます。この紅葉の時期に刈り取って縛ばれば脱粒が防げます。しかし実の色が白いうちは早すぎます。早すぎるのも収量減の原因ですので、遅すぎず、早すぎずの適期を葉の色、目安に適期に行います。

(8)茶色くなるまで干す:

畑でそのまま干しておく時は、寒冷紗を敷くとこぼれません。もし屋内で入れるところがあれば、シートを引いて束ねたものを重ねすぎないように並べます。

このとき蒸れないように、風を通す並べ方か、扇風機をかけるのもいいです。蒸れてしまえば、かびて、実が台無しになります。要注意

野外でそのまま干す場合には、ひもでかるく束ねます。

1週間ほど屋外に干したら、雨や、台風が当たってしまうと、脱粒しますので、野外でシートをひいて集め、夜露にあたらないようにしておくか、屋内に集めて、干し上げますと脱穀作業が天気に左右されないので収量確保できます。

(9)脱穀:

板、または金網にエゴマの枝を叩きつけて実を落とします。

板に叩きつけると飛ぶので、簡易テントに防虫ネットでカバーをした場所で。

 

□選別:

ふるいにかけて大きなゴミを出します。ふるいは、2.5mmを用意します。

唐箕にかけて、細かいごみを吹き飛ばします。この時エゴマは軽いですので風の強さを加減します。

10)乾燥:

一旦乾燥させます。この乾燥を行ってから水洗いします。

乾燥が不十分ですと水洗いの時に沈むエゴマが増えてしまいます。また、湿ったエゴマは酸化し品質を落とし、食べることもできなくなります。

保存も短期間となりますのでこの乾燥作業は必ずしましょう。要注意です。

この状態で保存ができます。洗いをあわてないことです。

虫も出ていきますので、大切な作業です。

11)水洗い:

桶に水を張り、エゴマを入れます。下に土や、細かい石が沈みます。よく混ぜて洗ってから、止めて、浮いてきたエゴマを網ですくってザルにあげます。

エゴマに水がしみこまないようにあまり長くやりすぎないよう、1分位ですぐにあげるのが大事です。この作業をもう一回繰り返し、その時水の濁りがひどいようならもう一度しますが、水に入れる時間をなるべく少なくします。

ごしごしこすったりせずすばやく混ぜてざるであげます。やりすぎは要注意。

ネットに入れたエゴマを脱水機にかけると品質のいい乾燥が早くできます。

12)乾燥:

網戸の網等の上に2センチくらいの厚さで並べて、干します。高温での乾燥はエゴマが酸化するので、要注意です。強い風にも注意してください。

上にも網をかぶせると鳥の被害から守れます。

13)保存:

食べてカリカリするくらいしっかりと乾燥させて(水分率8%以下)湿気、空気の入らない袋で保存しますと1年以上の長期保存できます。

米袋では低温(8度以下)保存が肝要です。5月以降は常温では品質低下します。買った方にも冷蔵保存を勧めてください。

 

詳しくは、「楽しく栽培 エゴマの栽培・利用加工」日本エゴマ普及協会編 服部圭子著をご覧ください。こちらから申し込めます。

 

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